離婚トラブルに多い子どものこと

トラブル回避のためにもよく相談を

離婚におけるトラブルでは、子どもの養育や引き渡しについて問題となっているケースが非常に多く、両親の感情的な対立に巻き込まれることも多くなっています。ここでは、親の離婚に関するトラブルと子どもの現状について紹介しています。トラブル回避にはより多くの相談が必要不可欠です。

放ってはおけない子どものこと

離婚する夫婦の割合は減少傾向にあるものの、依然として年間で25万組前後を推移しており、毎年大勢の子どもたちが、両親の離婚に直面しています。離婚の際には親権を父母のどちらがとるのか、養育費をどちらが支払い、それはいくらなのか、子供を育てていない親に面会交流を認めるかどうかというのは、問題の争点となっています。これらの問題に関連して、子どもの引き渡しが問題となることもあるのです。夫婦間で離婚が問題になるときに子どものことが要因で話し合いが難しくなったり、争いが深刻になったりすることは少なくありません。子どもの将来や、子どもを連れて行った時の今後の生活のことを考えて、離婚を踏みとどまるケースもありますし、離婚したいと言われた側も、親が離婚することで子どもに不憫な思いをさせたくないと思い、離婚を拒否するケースも頻繁にあります。子どものためにもよく相談して、どうするのがいちばんよいのか見極めましょう。

さまざまなケース

離婚をすることが決まった時には、法律上、子どもの親権を夫婦のどちらか一方に定める必要があるのです。実際に別れて別々の生活をすることになるのですから、どちらか一方が子どもを現実に育てていかなければならず、その育ての親を決めなくてはなりません。そして、離婚する前にすでに夫婦が別居していて、その際に子どもと別々になっているケースでは、子どもと一緒に暮らしている親に対して、他方の親から引き取りたいと言われることもあります。子どもの引き渡しに関わる事情は、突然子どもを連れて家を出て行ってしまった親に対し、残された親が引き渡しを求めるケースと、子どもを置いて突発的に家をでてしまった親が、残された子どもの引き渡しを求めるケースなどさまざまです。また、別居して子どもと暮らしていたけれど、他方の親が保育園などから勝手に連れ帰ってしまったケースなどもあります。

少子化の影響はここにも

離婚において、子どもの引き渡し問題に決着がついたとしても、子どもをめぐっての両親の対立の第2ラウンドとして、子どもと別々に生活する親と子どもの面会交流の問題が生じます。近年の少子化の影響や、男性も育児に参加すべきとの価値観が一般化した例など社会の変化により、母親だけでなく父親も子どもに多くの愛情を注いできた家庭が増加してきています。そのため、父母どちらにも親権者になる資格に支障がなく、優劣つけがたい環境を保持しているケースも多いです。そのため、夫婦の離婚の際に、親権者の決定、子どもの引き渡しから、面会交流まで長い間対立状態を続けることが増えています。子どもからすればどちらも大切な存在であり、何の責任もないのですから、子どもにとって適切な判断をしなければなりません。